おはようございます。堺市東区の女性ファイナンシャルプランナーが経営する不動産会社「咲結ライフプランニング株式会社」の川岸です。
昨日は記念祝賀会に参加していました!いろんなことがあったので、それはまた書くとして。
私のここ1週間ほどモヤモヤしたお話しです。
「契約不適合責任」昔の「瑕疵担保責任」のお話しです。不動産の契約には必ず出てくる文言です。
民法によると、
契約不適合責任とは、売主が種類、品質又は数量に関して契約の内容に適合しない目的物を引き渡した場合の売主の責任をいいます。買主は売主に対する追完請求権、代金減額請求権、損害賠償請求権及び、法定解除権を取得し得ることになります。
とのこと。要するに、契約と違うものを引き渡したら、あかんよ。とのことです。
ただ、中古物件売買の実務においては、ほとんどこの部分は免責で契約します。なぜなら、中古物件なんて、どこに爆弾(という名の不具合)があるか予測不可能ですし、念入りに見ても見つけられません。
なので、中古物件(中がもう利用できないもの)に関しては、新築用地として不動産会社に購入してもらうのがベストです。もしくは上物付き土地で販売します。
業者に買い取ってもらうメリットは、もちろん契約不適合責任を免責にできます。ですが、価格を安くしてもらうことが必須なんですよね。でも後から何か言われることは「ない」ので、売主さんはこちらを選ばれます。
そんな取引で、モヤモヤは起きました(笑)
某住宅街で25坪。売主さんは個人さん。買主は不動産会社。弊社は仲介という立ち位置の取引でした。もちろん契約不適合責任 免責の取引です。
境界標もでていて、越境(となりの敷地からまたいでいるもの、もしくは、こちらがまたいでいるもの)も目視でなし。契約完了後スムーズに引き渡し完了しました。
どうやら最近解体を始めたようで、休みの日に何度も買主から電話が。休みやのにな〜と思いながら出ると。
コンクリートで埋まっていたところに隣地の水道管が20センチくらい越境していて気付かずに掘ってしまって、噴水のようになったとのこと。隣地所有者(私も知っていますが、良いおっちゃんです)もすぐに自分の土地にやりかえると言ってるけど、してくれるかわからない。なので、覚書(建て替えるときはちゃんとしますの書面)でも良いので対応してほしい。と。
初め、きゃ〜!!大変だ!!!と思ったのですが、冷静になってみると、それってうちの仕事??と。
売主さんは個人。契約不適合責任免責。買主は(そのため)安く買っている。引き渡した後。今まで幾度となくこのような取引をしましたが返ってきたことはありませんでした。
思わず「それって、うちの仕事ですか?」と聞いてしまいました。するとゴニョゴニョゴニョゴニョ「こっちでやります」と。
私の中でモヤモヤが積もりました。今までが間違っていたのか、今回の業者さんがおかしいのか。気になったので、不動産会社や関連する人で会う人に迷惑ながら緊急アンケートを実施しました。
アンケート結果ですが、①やはり業務外である。そもそも買主はまがいなりにも不動産会社である。(一般人だったら対応してあげるかな?もちろん私もそう思います)②お願いされたら、知り合いの業者さんやったら対応するかな??でもお願いされたら。③別の仕事なので有料やったらしてあげるかな?との結果でした。
いろんな方の意見を聞くことができて、モヤモヤは解消しましたが、その不動産会社さんとはもう取引しないなと思った次第です。
私の仕事は、不動産取引を安心、安全にサポートすることだと思います。そのことを忘れずに、邁進してまいります。
神戸に向かっています。ぜひお越しくださいませ(^^)
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