おはようございます。堺市東区の女性ファイナンシャルプランナーが経営する不動産会社「咲結ライフプランニング株式会社」です。
よくお客様から「確定測量」って何ですか?と聞かれます。そして、買う方からは「確定測量してください」と言われることもあります。
しかしながら通常の取引では確定測量は実施しません。なぜなら大変!高額!!時間がかかる!!のに確定測量できない可能性もあるからです。
確定測量とは、隣地との接している場所について隣地所有者と間違いないと決めていきます。そして、お互いに本人であることの証明に印鑑証明書を交換して筆界(境界線を決める)を決めていきます。相手が一般の人で仲がよくて、揉め事がなければスムーズかもしれません。しかしながらお互いのことを過去の因縁などでよく思っていなかったりすると、協力してくれない方もいます。すると、そこの境界が確定できないので、確定測量できないとなります。
大きな土地、高額の土地の売買では確定測量が必須になるので、契約自体白紙になる可能性もあります。
そして、お隣が市などの所有(市道)だったりすると、市の道路担当者も呼ばなければなりません。そして、境界決定まで時間が数ヶ月掛かります。
現在は、分筆(一つの土地を複数に分ける)時にも確定測量が必要です。以前は、正確な面積を知りたいところだけ測量して、全体から測った面積を引いて登記できたのですが、もとの面積が合っていることはないので(笑)変更になっています。
とりあえず近所の方と仲良くしておくことが測量成功の秘訣である。
私はいつも思います。
境界でもめると代を超えてもめますよ。
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